Marc Jacobs が Centric PLM で変革を実現
伝統とイノベーションを絶妙に融合している Marc Jacobs は、ファッション業界をリードする存在です。世界各地の75を超える慈善事業や団体を支援し、身近なコミュニティの発展にも尽力しています。
Louise Neslin氏によると Marc Jacobs では、アクセサリー・バッグ・ファッション・シューズの各商品ラインを連携し、デザインや商品開発のプロセスを標準化したいと考えていました。
カオスな過去
以前使っていた PLM には、コスト試算の機能がなかったので、各デザインのパーツ一覧 (BOM) をExcelにエクスポートして、各アイテムのコストを手で入力し、利益を計算していました。そのため、そのコストシートの内容が BOM と一致しているかを、厳しくチェックする必要がありました。出荷コストの管理やプランニングにもExcelを使っていたため、物流部門が簡単にアクセスして詳細を確認することもできませんでした。
Excel を使ってライン計画を管理していたので、簡単に品揃えを編集したり利益のレビューすることができず、データも連携できていませんでした。デザインの指示や、パターンやフィットのコメントなど生産に必要な添付書類は、工場に郵送していたので、遅延が発生することも多くありました。
そして、コミュニケーションの問題も抱えていました。素材や商品の管理に複数のExcel ファイルを使っていたので、世界各地に散らばるスタッフが簡単にアクセスすることができず、どのファイルが最新なのかもわからない状況になっていました。
また、以前のシステムはフォーキャストの機能もなかったので、フォーキャストのために素材を事前に購入し、利益や商品の割当てをExcelで管理していました。
Centric PLM を選んだ理由
ファッション業界とフットウェア業界の専門知識が豊富で、信頼性の高い Centric PLM を選んだのは、自然な流れでした。Centric は、ファッション業界の知識やノウハウと、ITの高い専門性の両方を兼ねそろえています。
すぐに使える Centric は、移行もスムーズに進み、IT に詳しくない私でも、自分で使い方をマスターすることができたので、イライラすることもありませんでした。そして、すべての情報を一ヶ所に集約できたことで、ユーザーのミスも減りました。データがオンラインで管理され、何か変更があればシステムが自動で計算してくれるので、ユーザは数式を意識する必要もありません。
生産を管理する Work in progress(WIP) は、すばらしい機能です。日付を保存でき、メールを送る必要もありません。コスト管理は、レイアウトを柔軟に変更でき、サブグループを作ったり、商品の画像を入れることもできます。
一度使ったデザインを、違う素材や色で再利用する場合も、コピーすればいいので、作り直す必要はありません。他の PLM では数時間かかる作業が、Centric PLMなら数秒でできます。
変更が発生した時に、その内容を関係者全員にメールで通知するのは手間がかかります。でも Centric があれば、変更を自動で管理してくれて、関係者は自動的に変更を把握できるので、連絡する必要もありません。
すぐれたPLM
Centric を他の PLM と比較するために、Centric に保存したデザインを他の PLM で作ってみると、Centric のほうがきれいでシンプルで、管理性も確実に勝っていました。
Centric PLM は、信じられないくらい満足度が高いです。他のシステムで行っているプロセスを PLM に移行できないかを検討してきましたが、すべて Centric が対応してくれました。Centric の力を試すために、いくつかのアイデアを話してみた時も、Centric からはこう返ってきました。「もちろん、できます!」
今まで数多くのシステムを使ってきましたが、今ではCentric PLMだけです。