Centricのお客様Bestsellerは、競争力を強化しビジネスの成長をサポートするために、Microsoft Dynamics 365とCentric PLMを使うための新しいクラウドITプラットフォームBestOneをスタートさせました。
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記事: Bestsellerチームリーダー Kasper Mølgaard氏著
現在Bestsellerでは、世界最大規模でのMicrosoft Dynamics 365の導入を進めています。この新システムが、我々のビジネスを劇的に変えてくれると大きな期待を寄せています。
今年の5月1日に、まず13人のスタッフがMicrosoft Dynamics 365をベースにした新しいERPシステムを使い始めました。プロジェクトを始めて以来、この日がくることを心待ちにしてきました。今後3~4年で何千人ものユーザーが利用することになるので、まだ最初の一歩を踏み出したばかりです。
大きな野望
ERPは、Bestsellerの新しいクラウドITプラットフォームBestOneの機能の一つです。ERPに加えて、Centric 8 PLMを導入する予定で、この新しいシステムに大きな期待を寄せています。
財務と物流の機能に加えて、Bestsellerが抱えるすべてのブランドで導入を進めます。販売と人事の機能は、導入を検討中で現在は試験的に利用しています。「数店舗でDynamics 365のリテールソリューションをテストしていますが、シンプルで使いやすく、速くて、機能性が高いとポジティブなフィードバックをもらっています。今後このプロジェクトがどのように進んでいくか、とても楽しみにしています」と、シニアプログラムエンゲージメントマネージャのKim Guldager氏はコメントしています。
Bestsellerのトランスフォーメーション
新しいITプラットフォームは、会社の競争力を強化し、ビジネスの成長をサポートするだけでなく、一人ひとりの従業員にとっても役立っています。CIOのPernille Geneser氏は「BestOneは従業員の業務の効率化をサポートしています。すぐれたテクノロジーを活用することで、プロセスを自動化して、データの信頼性を向上し、業務を効率化できます。全ブランドですべてのシステムを導入するための、大きな一歩を踏み出せました」と語っています。
小さな一歩の積み重ねが大きな結果に
リスクを最小限に抑え、導入を着実に進めるために、少しずつ導入を進めていきました。最初のユーザは、スイスとポーランドにいる財務部門のメンバー13人でした。シニアプログラムインプリメンテーションマネージャのNicolas Skovmand氏は「この最初の導入が、今後3~4年かけて進める全社導入への第一歩となりました。目の前にはチャレンジしがいのある課題がたくさんあり、わくわくしています。現在は財務機能の導入を行っていますが、続いて物流機能も導入を進める予定です。その後、数あるブランドの一つにも展開します」と話します。最初のユーザは、もともとSAPを利用していたので、新しいシステムを使うことはチャレンジでもありました。Nicolas Skovmand氏は「Bestsellerでは、統合したIT基盤があることで、全員にメリットがあると考えているので、従業員は新システムを好意的に受け入れてくれました」と続けています。
みんなで作り上げる
現在は最新版のDynamics 365にアクセスできるようになりました。今回の導入は、Microsoftにとっても経験のない大規模なものだったので、アメリカとデンマークでマイクロソフトの開発部門と直接やり取りをしてきました。Microsoftに直接意見を伝えることで、今後の製品開発に影響を与えることができました。
Kim Guldager氏は「Bestsellerは、既にDynamics 365の開発に大きな影響を与えてきました。特に物流と小売りの機能では、我々が未来の新しい働き方ために道を切り開いてきたので、当社にとってもいい機会になりました」と語っています。
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